(明日新聞 韓国語 2015/07/01)

アメリカ政府が能動位相配列(AESA)レーダー(Active electronically scanned array アクティブ電子走査アレイ)の統合技術など、韓国型戦闘機(KF-X)の開発に不可欠な4件の核心技術の移転について不可の通知をしていたことが確認された。

国会は、このような核心技術の移転を予算執行の先決課題として掲げており、戦闘機開発事業の推進が難関に直面した

防衛事業庁関係者は1日、「アメリカ政府が去る4月、我が方に核心技術の移転は難しいと正式に通知をしてきた」としながら「これに伴い、防衛事業庁はKF-X事業に支障をきたさないように代案を講じている」と明らかにした。

防衛事業庁は韓米防衛産業技術協力委員会(DTICC)など両国間の相次ぐ会議や接触で、次期戦闘機(F-X)の折衝交易交渉を通じて議論されたAESAレーダーなど4件の先端装備システム統合技術を移転してほしいと要請したが、アメリカ政府は最終的に承認を拒否したのだ

アメリカ政府が技術移転事例がないという理由で許可しなかった4品目は、AESAレーダー、赤外線探索・追跡装備(IRST)(infra-red search and track system 赤外線捜索追尾システム)、光学標的獲得装備(EOTGP)(Electro-Optical Tracking System 光学追跡システム)、電子戦装備のシステム統合技術だ。

一方、日本とはF-35ステルス機の組み立て生産を合意、これら技術の移転を事実上、許可したものと思われる。

これにより、イ・サンミョン韓国型航空機開発事業団長が近いうちアメリカと交渉をすることになるKF-X事業に関する技術移転件数は21件に減った。

これに先立ち、防衛事業庁は、F-35製作会社であるロッキード・マーティン社とF-X事業の折衝交易交渉で4件の核心技術を含む、25件を移転することで昨年合意した

防衛事業庁が国会国防委員ベク・グンキ(新政治民主連合)議員に提出した資料で「F-X事業の3機種(F-15SE、F-35、ユーロファイタータイフーン)の競争当時にKF-Xに関する技術移転を51件要求した」とし「以後、ロッキード・マーティンとの随意契約時には42件を要求した」と明らかにした。競争ルールを変えながら9件縮小したのだ。

引き続き、防衛事業庁は「3機種競争時はロッキード・マーティンと21件を合意し、随意契約時にはアメリカ政府の承認を前提に4件を追加した」とし「それぞれの過程で任務分析と荷重算出、形状最適化技術など30件、金属コーティングキャノピー設計技術など17件の技術移転が除かれた」と報告した。

韓国空軍の次期戦闘機F-35の供給企業に選ばれたロッキード・マーティン社は、防衛事業庁とのF-X事業折衝交易交渉で、F-16ブロック50/60級のパッケージ技術など14億ドル分のKF-Xに関連する技術を提供すると約束した。問題の4件の核心技術は専門技術人材を支援する方法を提案した。

同じアメリカ企業であるボーイング社は、イスラエルなど第3国を迂回する方法を通じて技術資料45件など、提示された51件をすべて充足するという提案を出したと伝えられた。

ペク議員は「F-X事業の競争ルールを変えてまでF-35を選択したが、糸と針の関係であるKF-X事業に支障をきたすことになった」としながら「最初に要求した技術移転を貫徹することができるよう、防衛事業庁に任せずに政府次元で総力対応しなければならない」と強調した。
>F-X事業の競争ルールを変えてまでF-35を選択
事実上F-15SEで確定していたものを「日本がF-35なのに」という世論で入札の結果を覆してF-35に

国会国防委委員会は、「レーダーなど航空電子制御…レーダーとミサイルのシステム統合…などに関してアメリカなどのE/L(輸出承認)を確保する」と予算執行の先決課題を要求し、「毎年、国策研究機関にとって先決課題の履行の有無を確認するようにし、定期国会の予算審議の前に国会に報告しながら翌年の予算に反映する」と2013年に釘を刺していて、今後の国会の対応が注目される。

アメリカ政府の核心技術移転の不可通知を受けた防衛事業庁は、海外技術協力企業との別途下請け契約や第3国企業を通じた技術支援などの代案を用意していると明らかにした。

ロッキード・マーティン社など海外企業が、核心技術の移転を直接遂行する場合(核心技術を移転するのではなく自社で取り扱うということ?)、韓国型戦闘機の維持と整備も海外企業に依存する必要があるため、当初の国産化を通じて運営維持費を削減し、メンテナンス期間を短縮するという計画は無色化される。(機械翻訳 若干修正)


これがあったからこれ↓?
2015年07月01日

2014年03月26日

中国空軍 J-11B 多用途戦闘機
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