(朝鮮日報 2007/01/08)
世界日報は8日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が昨年11月の韓日首脳会談で「東海(日本名:日本海)を“平和の海”と呼ぶことも考えられる」と突然提案していたことが分かった」と報じた。
盧大統領のこの発言は、「東海」「日本海」という呼称をそれぞれ主張する韓日両国間の紛争を解消するため、両名称を使わずに「平和の海」と呼ぼうという趣旨によるもので、大きな波紋を呼ぶものと見られる。
同紙によると、盧大統領は昨年11月18日にベトナム・ハノイのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議をきっかけに行われた韓日首脳会談で、安倍晋三首相に東海の名称などをめぐる両国間の懸案の解決策として「両国の発展的な関係を考えれば、東海や日本海よりも“平和の海”といった新しい名称がいいだろう、と発言をした」と政府消息筋が明らかにしたとのことだ。
同消息筋は「大統領は当時“正式な提案ではない”と日本側に説明してから、こうした発言をした。アイディアの次元ではあったが、大統領の発言に当惑した日本側は“時間を置いて考えるべき問題”とし、即答を避けた」としている。
盧大統領は当時、「平和の海」発言について大統領府や外交通商部といった外交・安保関係部処(省庁)と事前に全く協議していなかったという。韓日首脳会談後の先月27日に開かれた韓日外相会談では「平和の海」に関する追加の話し合いはなかった。
これについて大統領府安保政策室の関係者は「首脳会談の非公開の会話は公開しないのが原則」と述べ、具体的な確認を拒否した。世界日報は「この関係者は“ただ、東海の呼称問題は、韓日外交ラインで正式に論議されていない”としている」と報じている。外交通商部関係者も「国益の見地から公開される内容ではない」と語った。
サイバー外交使節団“バンク”の反応
バンク、盧大統領の『平和の海』発言に「非常に残念」
(朝鮮日報 韓国語 2007/01/08)
去年11月の韓日首脳会談で盧武鉉大統領が安倍総理に、東海を「平和の海」と呼ぼうと突然提案したことにおいて政治圏に続き市民社会団体にまで波紋が広がっている。
国際社会を対象に、東海表記の固着化など韓国を正しく教える運動を行っているサイバー外交使節団”バンク(VANK・Voluntary Agency Network of Korea)”は、盧大統領の「平和の海」発言に対し「国際社会に徐々に東海表記が固着化されている雰囲気の中で、ズレた盧大統領の発言は非常に残念だ」という立場を示した。
朴起台バンク代表は8日、「盧武鉉大統領の発言が残念に思う。これまでも歴史を歪曲、広報した前歴のある日本が国際社会に対し「韓国政府の立場はこうだった」というふうに大統領発言を利用し、日本海表記を固着化する恐れがある」と話した。
朴代表は「私たちは1999年から東海表記運動を始め、8年間是正活動行ってきた。その事あるごとに日本は緻密であると判ってきたのが事実」と言い、さらに「もう100年ほど遅く始めた喧嘩に、日本は私たちがどんな手段を使っても既得権を奪われることはない。こんな現実から出た’平和の海’発言は非常に切ない事だ」と話した。
また、「我々の立場上、盧大統領の発言を歓呼する事はできない」とし「ひいては盧大統領の発言をきっかけに、日本が”韓国政府は東海表記に対する意欲が無い。自ら東海-日本海表記を争う事から脱落しているのではないか”というように解釈するのが憂慮される」と話した。
朴代表は同時に「韓国内部からズレた発言であるので、私たちが対応すると全世界を対象に実務的な運動をしている立場上、日本の日本海表記を固着化する機会を与える場合もあるので、問題が広がらなければ良いと思う」と控えめに話した。(以下略)(翻訳 2ch 薔薇おばはんφ氏)
韓国ネチズンの反応
「大統領選挙で盧武鉉に1票投じました。すみません」
(中央日報 2007/01/08)
「大統領選挙で盧武鉉に1票入れました。申し訳ありません」--。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が日本に「東海を『平和海』とすることも検討できる」と提案したという報道以後、8日午前、インターネットは蜂の巣をほじくったかのように騒がしくなっている。
盧大統領が昨年11月、ベトナムハノイで開かれたアジア太平洋経済協力機構(APEC)首脳会議に出席し、安倍晋三首相と会った席で、両国間呼称問題解決のため、こうした提案をしたというのだ。
このニュースが広がると同日午前、主要ポータルサイトには大統領の軽率な発言を批判する書き込みが増えている。
◇「治療が必要だ」=「大統領には薬物治療が必要だ」「強制退任させる方法を作れ」「任期末になると親日になるのか」など直接的かつ攻撃的な批判が大多数だ。「大統領は退任後、日本のコメディ界に進出する」という書き込みもあった。
またあるネチズンは今回の発言に対して「(大統領が)政権を他の党に奪ってもらうための作戦」と皮肉った。
◇新「盧武鉉遊び」=ネチズンたちの怒りが爆発し、以前流行した「盧武鉉遊び」がまた流行り始めている。
今度は「私のせいです遊び」だ。8日大統領の「平和海」発言記事にネチズンは「大統領選挙で盧武鉉に入れました。申し訳ありません」と書き込んでいる。(以下略)
青瓦台(大統領府)の反応
青瓦台、「平和の海」は発想転換のアイデアであるだけ
(中央日報 2007/01/08)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が昨年11月の韓日首脳会談で、日本側に対し、東海(トンへ、日本名・日本海)の名称を「平和の海」とすることを提案していたという報道に関連、青瓦台(チョンワデ、大統領府)は「韓日間の懸案を解決するためには、認識と発想の転換が必要だという意味から述べたもの」と説明した。
青瓦台関係者は8日午前「あくまでも比ゆ的に述べた非公式的なものであり、公式の提案ではなかった」と強調した。また「日本は(これに対し)何の反応もなかった」とし「それ以降、韓日間では東海の改称をめぐる協議もなかった」と伝えた。
「東海を平和の海へ」盧大統領発言要旨
(中央日報 2007/01/09)
青瓦台(チョンワデ、大統領府)安保首席室は8日、青瓦台ブリーフィングに異例的に首脳会談当時の盧大統領の発言要旨を公開した。
次は盧大統領発言要旨。
損をしないようにと細かく計算ばかりしていては問題は解きにくい。日本が靖国問題や歴史教科書問題で『隣国を尊重して適切な措置を取る』『歴史問題を共同研究しよう」というなど新しい協力関係のために積極的な提案を出すよう願う。
たとえば、東海を韓国は東海と言って日本は日本海と言うが、両国が『平和の海』『友誼の海』『和解の海』にすれば両国の間に対話の土台ができるだろう。
東海問題は易しく解決しない問題だ。しかしこうした問題が解ければ相手に対する信頼が高くなるという点で1つのアイディアとして言ったものだ。公式提案ではない
時事通信が伝えた昨年11月のベトナム韓日首脳会談
(中央日報 2007/01/09)
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が昨年11月、ベトナムハノイで開かれた韓日首脳会談で東海を『平和の海』としようという提案をすると、安倍晋三日本首相はその場でこれを拒否したと時事通信が8日、報道した。
通信は「盧大統領の発言直後、安倍首相は即席で『賛成できない』と拒否した」とし「すると盧大統領は『これは正式提案ではない。この話はなかったことにしよう』と発言した」と明らかにした。
8日が「成人の日」で祝日であることから日本政府の公式な反応は出なかった。
これについて、日本政府関係者はこの日「盧大統領の提案に安倍首相は驚きながらも婉曲だがはっきりと、それに反対するという意思を表明した」とし「ただ『拒否』を意味する日本的な表現が韓国政府には『無反応』に映った可能性もある」と伝えた。
時事通信は「両国政府間の事前調整で議題に上がった事案ではなかっただけに日本側は『これは盧大統領の個人的な即興的発言』と解釈した」とし「それに対して両国は『韓国政府の公式提案ではない』という点を確認し、外部に(提案発言を)公開しないことで合意した」と伝えた。
実際、韓日首脳会談以後、両国外交ルートを通じてこの問題が挙論されたことはなかったと両国外交消息筋が明らかにした。
しかしまた別の日本政府関係者は「当時、盧大統領が『歴史認識問題が進まなかったら各国に(日本が主張する)日本海から東海に呼称を変更することを促す文書を送るかもしれない』と考えていたことも反映されたようだ」とし「これによって両国が(盧大統領の『平和の海』提案を)再論しないことにしながらも、海の名称問題は両国間の懸案として再燃することもあり得るので心配だ」と述べた。
日本外務省のある関係者は「日本としては『日本海』という表記問題は自分たちに既得権があると判断しているから昨年11月の盧大統領の提案は念頭に置いていなかった」とし「しかしこの問題が韓国内から出たので今年の上半期に予想していた盧大統領の日本訪問に支障をきたす公算が大きい」と予想した。
韓国民の目的が、『韓国と日本は対等の立場で、両国の間にある海の呼称を検討する』ことではなく、『韓国が日本より主(上)の概念から来る呼称を使用する』ということがよくわかる反応ですね。
元々、日本海の呼称に文句を言い出したのは、名称に“日本”とついていることが気に入らなかったからなんだし、日本政府に『日本海』を放棄させる提案は韓国としては良い案であったと思うのですがね。
韓国が世界に誇る ノ・ムヒョン大統領の狂乱発言録 坂 眞 |
ってのがそこかしこで言われてますね。
英語表記でごっちゃになるので即座に却下・・・というか、「日本海」以外の呼称は国際的に認められてないんだけど。
いい加減あきらめろと。