(文化日報 韓国語 2015/03/26)

(略)日本政府は韓国外交部(省に相当)を巧妙で緻密に揺さぶっている。政府報道官である菅義偉官房長官は25日、日本政府がパク・クネ大統領名誉毀損の疑いで不拘束起訴された産経新聞前ソウル支局長問題を国連人権理事会で取り上げてないのに、あたかも取り上げたように自国のマスコミに発表した。日本政府が国内批判世論を意識して牽強付会しながら韓国外交部は日本に何の対応もせずにやられた格好になったのだ。

外交部当局者は26日、文化日報との通話で「去る2日に国連人権理事会で宇都隆史外務省政務官が発言したときに産経新聞前支局長に対する言及はただ一言もなく、パリとデンマークで起きたジャーナリストに対するテロを糾弾する内容だった」と明らかにした。(略)(機械翻訳 若干修正)

(読売新聞 2015/03/26)

 菅官房長官は25日の記者会見で、産経新聞前ソウル支局長がコラムで韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の名誉を毀損したとして在宅起訴された事件について、国連で問題提起したことを明らかにした。

 宇都隆史外務政務官が今月2日、ジュネーブの国連人権理事会で演説した際、「報道の自由は民主主義の基礎を成すものであり、ジャーナリストは書いた記事によって恣意的に罰せられるべきではない」と訴えていた。

 菅氏は記者会見で、「韓国側に懸念を表明し、適切な処理を強く求めている。国連の場で適当な機会を得ながら、主張をしっかり行っていきたい」と述べた。

宇都 隆史(うと たかし):参議員委員(比例) 自民党。防衛大卒、元空自。


記者:(略 産経新聞前支局長が出国禁止になっていることについて)政府として国連などに訴えていくお考えというのはありますか。

官房長官:まずですね、先日の日韓外相会談におきましても岸田大臣からですね、繰り返し韓国側に懸念を表明し適切な処理を強く求めているところであります。また、報道の自由の重要性についてはですね、国連における決議などを通じてですね、各国内では認識の共有がはかられているというふうに思っています。さらに今月開催された人権理事会の際に宇都外務政務官により、日本として報道の自由は民主主義の基礎を成すものであり、ジャーナリストは書いた記事によって恣意的に罰せられるべきじゃない、こういうことも実は訴えております。我が国として引き続きこうした国連の場で適当な機会を得ながら主張をしっかり行っていきたいというふうに思います。

菅官房長官の発言からは韓国を名指しして取り上げたのではないのかもしれませんね。

“名指しこそしないまでも明確に産経・韓国の事を取り上げている”のか、“あくまでも一般論として言及している”のか分かりませんが、この件を日本に取り上げられたくない韓国政府としては、『韓国』と言及していないならば「『韓国』『産経』などに触れた発言はなく、政府として対応することはないため、何もしていない」としか言えないでしょうが、どうだったんでしょうかね。