(SBSニュース 韓国語 2015/03/17)

日本は韓国と似ている完成車市場の構造を持っているが、輸入車購買の様相は明確に異なります。

経済的な中小型大衆車中心の日本の輸入車市場は成長の勢いが鈍化している反面、韓国は高価な中大型車中心に爆発的な成長を遂げています。

韓国輸入自動車協会、日本自動車輸入組合などによれば、昨年、日本市場で販売された輸入車は前年より2.9%減少した33万5,960台で占有率6.0%を記録しました。

韓国の輸入車市場は25.5%増加した19万6,359台で占有率が13.9%に達しました。

5年前の2009年と比較すると、日本国内の輸入車販売台数は88%増加したのに比べ、韓国は222%増加しており、その速度の差が明確です。これにより、両国の輸入車の販売台数の差が2013年の18万9,636台から昨年には13万9,601台と大幅に減りました。

特に韓国自動車市場の輸入車の割合は2010年6.9%、2011年8.0%、2012年10.0%、2013年12.1%と急速に大きくなっているのに比べ、日本は2012年5.9%、2013年6.4%、2014年6.0%とほぼ停滞している状態です。

日本の人口が1億2千万人、韓国が5千万人と日本が2倍以上多く、自動車市場はそれぞれ556万2,887台、136万5,862台と日本が4倍以上大きいです。

韓国と日本は上位2社の占有率が60~70%で世界的に最も強力な寡占的乗用車市場の構造を持っており、輸入車市場では両国ともドイツ車が強力な市場支配力を維持しているのが共通点です。

韓国では昨年基準で、メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン、アウディなどドイツ車4社が68.1%の占有率を記録し、日本でもこれら4社が61.1%の占有率を示しました。

しかし、両国の輸入車市場の内情を覗いて見ると微妙な差が見えます。

昨年、韓国では高価ブランドであるBMWとベンツが業者別順位1,2位を記録しましたが、日本では小型車強国の日本らしく大衆車ブランドであるフォルクスワーゲンが1位を、ベンツが2位を占めました

ベストセラーモデルでも両国間の車級別消費形態の違いがあらわれます。

韓国のベストセラー10モデルを見てみると、2,000cc排気量のフォルクスワーゲン『ティグアン』、フォルクスワーゲン『パサート』、BMW『5シリーズ』など中型級の車種がたくさん布陣しており、10位には高排気量のアウディ『A6 3.0モデル』も上がってきています。

一方、日本の販売上位10モデルをみると、1位フォルクスワーゲン『ゴルフ』、2位BMW『ミニ』、3位ベンツ『Cクラス』、4位BMW『3シリーズ』、5位フォルクスワーゲン『ポロ』など中小型車が上位圏に大挙布陣しています。

これは軽自動車をはじめ、中小型車級を好む日本人の自動車消費特性が輸入自動車市場にもそのまま反映されたものと解釈することができます。

これに、日本では自国内の自動車企業間の競争が消費者の多様な好みをある程度満足させており、国産車の牙城が堅固に構築されているという点も韓国と異なるまた他の点です。

韓国でも過去、中大型級の車種が人気を集めたが、最近になって輸入車企業が多様な中小型のラインアップをリリースし、これらの車両の販売が着実に増加している状況です。

業界関係者は「両国とも自国の完成車の割合が高く、狭い市場があります」として「しかし、韓国の輸入車市場では誇示性の消費が主流をなす反面、日本では適正価格と維持費を計算する経済性の消費が占めており、両国間の認識の違いがかなりある方」と話しました。(機械翻訳 若干修正)

「韓国輸入自動車協会」発表の資料を見ると日本車は↓
kaida2014654987

ちなみに2014年に日本に入ってきた韓国車は↓ ( )内は2013年。
 Hyundai(現代) 13台(14)、DAEWOO(大宇) 2台(0)、Kia(起亜) 0台(4)、Ssangyong(双竜) 0台(1)

2011年11月08日
2013年06月17日


ベストカー輸入車パーフェクトGUIDE 2015年最新版 (ベストカー情報版)
4063171981