(CBSラジオ 韓国語 2015/01/30)

CBSパク・ジェホンのニュースショー
■放送:CBSラジオFM98.1(07:30~09:00)
■進行:パク・ジェホン,アンカー
■対談:イ・ヒョンスク(タクティンネイル常任代表)

韓国男性とフィリピン女性の間に生まれた2世を意味するいわゆるコピノ(KOPINO:Korean+Philipino(Filipino))問題が深刻だといいます。性売買後に生まれた子供をフィリピンに残して韓国に帰ってくるので、ついには社会的問題にまで浮上しているんですが。最近では20代の韓国人留学生まで子供を捨てて帰ってくる場合も多いといいます。フィリピン内のコピノ問題、現地の実態はどうであれ韓国政府が出ることができる法的措置は果たしてないのか、専門家の意見を聞いてみましょう。コピノ問題解決に取り組んでいる社団法人タクティンネイルのイ・ヒョンスク常任代表につなぎます。代表様、こんにちは。

◆イ・ヒョンスク:こんにちは。

◇パク・ジェホン:現地フィリピン内に存在する『コピノ』はどれくらいになるのですか?もしかして数値や統計がありますか?

◆イ・ヒョンスク:正確な統計はないです。現地での推算ではおよそ1万人ぐらいではないだろうかと推測はしているが、正確な統計はありません。

◇パク・ジェホン:1万人ですか?とても多いですね。するとこの1万人という数字が、ほとんどが韓国人の父親なしで育つことになるのですか?

◆イ・ヒョンスク:そのような場合が多いと見ることができる。そして子供が生まれれば増えて増加するだろう、減少しはしないですから。それで長期間累積されるとこの程までになったたようです。

◇パク・ジェホン:そうですね、すると韓国男性とフィリピン女性が出会うルートが多いということですが、どうして出会うことになるのですか?

◆イ・ヒョンスク:大きく3つの類型がありました。一つは性売買観光に来て性売買を通じて生まれた子供たちがいました。また、事業のため長期間滞在する人達が現地の女性と一緒に所帯を構えたり同居をして生まれた子供もいました。また、留学生がデートをしたり、でなければ性売買をしたりして現地女性とつきあいながら、その間に生まれた子供たちもいました。

◇パク・ジェホン:衝撃的なことは韓国人留学生が滞在して『コピノ』が生まれるという事実ですが、それも性売買と関連しているのですか?

◆イ・ヒョンスク:性売買とつながっている場合がたくさんあるんです。性売買業者やクラブで最初に会ったが「気にいった。私と付き合わないかい」、このように提案をして出会いを持続する場合がたくさんありました

◇パク・ジェホン:するとフィリピン女性の立場では韓国人男性との関係を恋人だと思っていたんですね。

◆イ・ヒョンスク:そうです。女性の場合、韓流ブームのために韓国男性に対する好感度が高いですね。それで女性はとてもうれしく愛していると考えるが分かってみれば、後に利用されて捨てられる場合がたびたびありました

◇パク・ジェホン:韓流ブームのために韓国人男性のイメージは良くなったが、かえってそれを利用してフィリピン女性たちが被害にあっているということですね。

◆イ・ヒョンスク:そうです。

◇パク・ジェホン:そうすると、こうした留学生は主に大学生と思えば良いでしょうか?

◆イ・ヒョンスク:はい、大学生が最も多いです。現地にいる方の話では、たまに見ると、青少年の中にも性売買をしているようだとお声をかけてくださる方もいらっしゃいました。

◇パク・ジェホン:青少年までもそうですか?それでは青少年は語学研修を通じてフィリピン現地に行った学生たちでしょうか?

◆イ・ヒョンスク:はい。フィリピンの場合には英語圏ながらも費用がアメリカのような国よりは安いので語学研修や留学に多く行くほうです。そのようにして長期的に滞在する学生たちの中に、時には一部学生たちがそのような行動をする場合があるようです。

◇パク・ジェホン:いや、しかし常識的にこのような青少年はどのようにして性売買をすることができるのですか?

◆イ・ヒョンスク:観光地のようなところに行けば性売買業者がとてもたくさんあります。好奇心で行ったり、また、取り締まりが激しくないためにその気になれば接近できる機会があり、一部ではあるだろうがそのような接触を通じて性売買をする場合があるようです。

◇パク・ジェホン:ところで、最終的に留学生活は終わるものなのですが、すると韓国人男性が韓国に帰ればどんな状況が起こることになるのですか?

◆イ・ヒョンスク:男性が韓国に帰れば女性は残されて男性を恋しがったりもします。そして私どもが見た事例のうちで最も心が痛かった事例は、男性が去りながら自分の韓国での住所だと韓国語で書いてフィリピンを去ったが、それを『コピノ』を支援する韓国の方のところに行って読んで欲しいと言ったが、見ると韓国の住所ではなく悪口が書かれていた場合がありました。

◇パク・ジェホン:悪口を?

◆イ・ヒョンスク:それでその方はとても読むことはできなかったと。こんな時は本当に明白に捨てていった場合なんです。利用だけして捨てた場合であるのでしょう。とにかく残された女性たちは韓国の男性を恋しがったり、韓国に来てみたかったり、このような場合をたくさん見ました。

◇パク・ジェホン:本当にお聞きした事例は衝撃的ですね。「後ほど韓国に訪ねて来るならばこの住所に来なさい」と書いてくれたが後に分かってみると悪口だった...

◆イ・ヒョンスク:はい、そうです。

◇パク・ジェホン:それで、すでに韓国男性とフィリピン女性の間に生まれた2世、『コピノ』問題が生じながら一人ぼっち残ったフィリピン女性たちが実子確認や養育費訴訟を依頼したりもしているといいますが、実際に勝訴をしたり、法的な恩恵を受ける可能性は高いのですか?

◆イ・ヒョンスク:一般的には父親の人的事項が正確でない場合がたくさんあります。パスポートをコピーしていた場合は可能ですが、英文の名前くらいを知っている程度だと韓国で父親を見つけるのが難しい場合があります。だから、結局、父親に対する情報をどれだけ正確に知っているかによって可能性が変わるようです。

◇パク・ジェホン:父親の情報の正確性が問題なんです。問題が本当に深刻なのでフィリピン女性の間で何と言うか、韓国の男性に対するイメージがとても悪くなっていそうなのです

◆イ・ヒョンスク:どうしてもそのような経験をした人達は本当に嫌っていますね。私どもが会った方も韓国から来たということ自体のためにとても拒否して怒りを示す女性たちも、女性の方たちもいました。その時、私どもは実態調査に行ったのに『アグリーコリアン』(醜いコリアン)このような表現もたくさんしたんです。韓国男性たちの場合は、群がってうんと歩き回り、酒に酔って歩き回り、文句をうんとつける。そんなことを話していたということを私どもは現地で聞きました。

◇パク・ジェホン:それでは『コピノ』子供たち、フィリピン社会でどのように過ごしていますか?

◆イ・ヒョンスク:どうしても貧困家庭で生まれた子供たちが多いから貧しくしている場合があります。最も残念な事例は、性売買青少年憩いの家に行って、そこで『コピノ』の性売買していて救助された子供を見たんです。その時その子供は13歳であるが、そうだったが、そのような形で『コピノ』がまた他の性虐待や性売買、強姦に晒される危険が今なお残っているので私どもはこの問題がちょっと深刻だと見ているんです。

◇パク・ジェホン:『コピノ』である13歳の女の子が性売買に従事する場合もあった?

◆イ・ヒョンスク:はい。

◇パク・ジェホン:本当に悪循環ですね。ところでフィリピンでこのように特に性売買事例が多いのは、規制が相対的に緩い方なのですか、どんな状況ですか?

◆イ・ヒョンスク:ここアンヘルレス地域の場合、聞き及ぶには世界最大の性売買観光地というほどとても大きな地域で性売買集結地がある。そんな都市でした。そのように特定地域で性売買観光を活性化した地域を見ることができました。

◇パク・ジェホン:そのような過程で未成年者も不法的に動員されることもあるのですね?

◆イ・ヒョンスク:未成年者が姉の出生登録証を持って偽造をしたりもしてます。場合によっては顧客が未成年を求めて、店で働いている人に知っている友達や後輩を入れるようにさせて流入したりもしてます。このような事例は私どもが憩いの家や緊急救助センターに行った時に話を多く聞きました。

◇パク・ジェホン:我が国の政府も手放しで見ていることはできないんじゃないですか?政府で必要な対策にどんな事がありますか?

◆イ・ヒョンスク:政府でできることは、何が何でも海外性売買事件を積極的に検挙する努力をすべきだと思います。とにかくこれが我が国の中で起きていることではないので政府でできることも限界がちょっとたくさんあります。それでこのような深刻性をたくさん知らせて、広報のようなこととか、こうしたことを本当にたくさん強化したら良いです。海外で摘発された際にこんなに軽い事案として終わらずに、児童対象性売買をした際にはもう少し厳格な処罰をしなければならないのではないだろうか、こう思っています。

◇パク・ジェホン:厳格な処罰基準が用意されるべきとのお話ですね。お話はここまでにします。ありがとうございました。

◆イ・ヒョンスク:はい、ありがとうございました。

◇パク・ジェホン:社団法人タクティンネイルのイ・ヒョンスク常任代表とともにフィリピンの中にいる『コピノ』問題を探ってみました。(機械翻訳 若干修正)


東南アジアに向かう韓国人男性は出国の際にDNA登録をするようにすれば良いんじゃないですかね。

2006年12月06日
2011年01月30日