(聯合ニュース 2015/01/01)

 長崎県対馬市にある海上自衛隊下対馬警備所厳原分庁舎内で50代の韓国人男性の遺体が見つかった事件で、男性の遺族が遺体に傷があることなどから他殺された可能性を主張しており、現地警察が5日に司法解剖を行う。

 遺体に目立った外傷はなかったとされるが、遺族が聯合ニュースに送った写真では、遺体の頭頂部に4~5センチの傷があるほか、こめかみ付近にも傷があるのが確認できる。遺族によると後頭部と両膝にも傷があるという

 また、男性の兄は聯合ニュースの取材に対し、旅行で対馬を訪れた先月26日夜から行方不明になっていた男性が、管理が厳しいはずの自衛隊の分庁舎で30日に遺体で発見されるまで時間がかかったことなどから、他殺された可能性があると主張した。

 ただ、現地警察や在福岡韓国総領事館の関係者によると、男性の携帯電話が海の近くで見つかった点、遺体が下着姿で発見された点などから、男性が酒を飲んで海に落ちた後、暖かい場所を探して分庁舎内に入り、眠っている途中で死亡した可能性があるという。

 総領事館関係者は、遺族が解剖による死因究明を求めているため、5日に長崎大病院で司法解剖を行う予定であると明らかにした。

 男性は韓国からの2泊3日の団体ツアーで先月26日に対馬を訪れた。同日夜にツアー客らと酒を飲んだあと、行方が分からなくなり、27日に捜索願が出された。30日午前に分庁舎内で遺体で発見された。


(朝鮮日報 2015/01/01)

団体旅行で夜遅くに飲酒
日本の警察、犯罪の可能性もあるとして捜査

 長崎県対馬市厳原町の海上自衛隊下対馬警備所厳原分庁舎内で韓国人観光客の男性が死亡しているのが発見され、日本の警察が捜査している。

 釜山警察庁国際犯罪捜査隊によると、ソウル市内に住むこの男性(53)は12月26日、慶尚北道に住む友人1人と共に釜山から船に乗り、2泊3日で対馬を訪れる団体旅行に参加した。男性と友人は同日夕、団体旅行で来ていたほかの観光客4人と深夜まで酒を飲んだ。男性は「少し時間を過ごしてから行く」と告げ、一行を宿泊施設に先に帰した宿泊施設は酒を飲んだ飲食店から徒歩約10分の距離だった。男性は日本で10年ほど暮らした経験があるため、日本語がかなりできたと警察では話している。

 男性は経済専門記事を扱う日本の通信会社の韓国支社長を務めており、韓国国内の日系企業のニュースを伝える特派員役もしていたことが分かっている。

 翌27日午前、観光ツアーに出発しようとしたところ、男性の姿が見当たらなかったため、旅行代理店が現地の警察署に捜索願を出した。同署は捜査を開始、行方不明になってから三日たった29日に厳原港付近で男性のものと推定されるコートを発見。30日午前11時ごろ、海上自衛隊下対馬警備所厳原分庁舎内で庁舎管理の隊員が、男性が倒れているのを発見した。男性が発見された場所は一行と別れた地点から300メートルほど離れた建物で、自衛隊員が宿泊施設として利用する場所だ。武器などは保管されていないという。警察によると、特に外傷はないとのことだ。現地メディアは、男性が洗面所の窓から建物内に侵入したと見ている。

 釜山警察庁の関係者は「管轄権がないため直接捜査はできないが、旅行代理店の関係者を通じ、行方不明になった状況について証言を得た。外交ルートで日本の現地警察に詳しい死因の究明を要請した」と話している。現地警察署は犯罪の可能性もあるとして捜査を進めており、司法解剖などで死因を明らかにする方針だ。


身内がこんなバカな死に方をしたことを認められないんでしょうかね。

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