(朝鮮日報 2014/11/12)

両首脳、歓迎夕食会に続き昼食会でも隣同士に
安倍首相「胸襟開いて対話できた」

 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席した朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と日本の安倍晋三首相が、10日に行われた歓迎夕食会に続き、11日の昼食会でも隣同士になった。各国首脳が英語の国名のアルファベット順に着席したためだ。とりわけ、10日の夕食会では予定されていなかった両首脳の対話が実現した。

 10日の夕食会が終わった後、大統領府の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は「両国首脳は旧日本軍の慰安婦問題に関する局長級協議の進展するよう促した一方、さまざまな懸案について話し合った」と発表した。安倍首相も現地での記者会見で「(朴大統領と)とても自然で親近感のある対話ができた。互いに胸襟を開き、いろいろな話をすることができた」と語った。

 10日の「対話」をめぐり、一部では「略式首脳会談」だったと評する声も出た。政権発足以来(2カ国間の)首脳会談がなかった両国首脳が「対話」をしたこと自体が異例だったためだ。これにより、韓国政府の対日政策の基調が微妙に変化したのではないかとの見方も出ている

 だが、閔報道官は11日の記者会見で「昨日の安倍首相との対話は、『会談』ではなく『遭遇』だった」と語った。外交部(省に相当)の魯光鎰(ノ・グァンイル)報道官もこの日の定例記者会見で「(韓日首脳会談が行われるには)過去の傷を癒すことについて(日本の)誠意ある取り組みが必要だ」と述べた。


ひと月前には日本と『遭遇』しないために『Republic of Korea』としていたのにね。
2014年10月21日

>外交部(省に相当)の魯光鎰(ノ・グァンイル)報道官もこの日の定例記者会見で「(韓日首脳会談が行われるには)過去の傷を癒すことについて(日本の)誠意ある取り組みが必要だ」と述べた。

日本の雰囲気↓

(読売新聞 2014/11/12)

(略)韓国側は首脳会談を巡っても、慰安婦問題で「成果」がなければ応じられないとの姿勢だ。一方、日本側は首脳会談について「前提条件を付けずに行うべきだ」との立場だ。日本政府内では、韓国側に譲歩してまで首脳会談に応じる必要はないとの意見が目立つ。(略)


(東京新聞 2014/11/12)

(略)韓国側は慰安婦問題の解決に向けて、日本側が新たな提案など「誠意ある態度」を示さなければ首脳会談に応じない方針。一方、日本政府は会談に前提条件はつけないという立場だ。

 来年は日韓国交正常化五十周年の節目だが、日本政府高官は「首脳会談はやろうと思えばいつでもできる」と関係修復を急ぐ雰囲気はない