(ニュース1 韓国語 2014/08/04)

監査院の監査で、化学接着剤を使い剥げてひび割れるなど毀損事実が確認された崇礼門の丹青が、全面再施工される予定だ。だが、伝統接着剤に対する考証と性能検証作業に少なくとも4年以上かかり、今すぐの復元は不可能と確認された。

施工が煩わしいという理由で伝統瓦の代わりに使われたKS瓦の場合でも、構造安全性などの理由でひとまず現在の状態を維持することにし、崇礼門の原形復元は少なくない期間の間、未完の状態で残ることになった。
文化財庁文化財委員会は、最近開かれた建築文化財分科委員会でこのような内容を盛り込んだ『崇礼門総合復旧計画』の案件を可決処理したと3日、明らかにした。

復旧計画は、去る5月15日に監査院の『文化財保守および管理実態』の監査で指摘された崇礼門の丹青と瓦、地盤などに対する措置案を含んでいる。

一応、伝統丹青技術がなかった丹青匠が顔料が流れるなど技術的問題が発生すると使用が禁止されていた化学接着剤を使って剥落と亀裂が発生した丹青の部分については、監査院の措置要求を受け入れて全面再施工することを決定した。

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だが、丹青の再施工は長期間不可能だ。天然・伝統認証無機顔料と伝統接着剤の品質評価および性能実験など、考証と検証作業に少なくない時間が必要なためだ。

文化財庁は今月中、文化財研究所に伝統天然顔料に対する調査分析を依頼し、これを基に現在の気候と大気汚染などの外部環境で安定的に使用できる顔料と接着技法を多角的に実験することになる。

文化財庁関係者は「こうした検証に少なくとも4年以上がかかり、実際に丹青を全面的に再施工するのは2018年以降に可能だ」として「検証期間の間、新しい変数が生じれば丹青の再施工はさらに遅くなることもある」と説明した。

今回の監査で、火災前の崇礼門に設置されていた瓦の規格のとおり伝統瓦を製作している途中、施工性が落ちるという理由で工場制KS瓦に形態と規格を変えて施工された屋根は、そのまま置くことにした

瓦の性能と品質に問題がなく、崇礼門の復旧後、短期間で瓦を解体する場合、門楼の構造安全性などに影響を及ぼす恐れがあり、ひとまず現在の状態を維持することに審議委員が意見を集約した。

ただし、継続的なモニタリングを実施し、今後、瓦補修理由が発生すれば関係専門家の十分な考証と検討を経て交換するようにした。

だが、全面的な瓦交換理由が発生しない以上、毀損した一部の瓦は伝統瓦でないKS瓦を使うほかはなく、伝統瓦での全面交換時期がいつになるのか現在では予想することはできない。

文化財庁関係者は「KS瓦の規格を本来の瓦と比較すると、幅は似ているが長さで少し差があるが、実際に火災前の原形と目で見るのに大きな違いがあるのではない」として「現在の施工されたKS瓦の冬季凍破の有無等を通して長期的に全面交換するかどうかを検討する計画だ」と話した。

火災前の当初の瓦の大きさは、牝瓦『490x370㎜』、牡瓦『440x220㎜』であり、KS瓦はそれぞれ『420x360㎜』、『360x180㎜』で、幅は10~40㎜、長さは70~80㎜の差が生じる。

これにより、全面的な瓦交換と丹青再施工が行われるまでは、朝鮮後期の原形に近く復旧しようとしていた崇礼門の復元は、結局、長期間未完で残ることになった

ただし、朝鮮の中・後期を基準として復元することにして諮問や考証を経ず、現代の土層をそのまま存置して崇礼門の通路の底面地盤の高さが多少高まった点については、関係専門家の考証と諮問を受けて措置する計画だ。

文化財庁関係者は「地盤に対する正確な数値が記録に残っておらず、修理報告書など過去の資料と写真を通じて正確に考証し、来年6月末までに地盤工事を完了する予定だ」と話した。(機械翻訳 若干修正)


イ前大統領が任期中に復元させようとしてこんなことになったから、今度は任期中には復元作業が始まらない日程にしたんですかね。

日本で顔料を調達して叩かれただけに、日本に協力を要請なんてことはしないですよね?