(朝鮮日報 2014/06/25)

 韓国軍当局は、21日から23日にかけて江原道高城郡の東部前線、陸軍第22師団のGOP(一般前方哨所)で銃を乱射して兵士5人を死亡させた兵長(22)を捜索する際、兵長と同じ「関心兵士」(精神的な要因で観察を継続する必要のある要注意兵士)を投入しながら、この一部には実弾を支給していなかったことが24日、分かった。

■「関心兵士」投入しながら実弾支給せず

 軍は、兵長が21日に実弾約60発余りを持ったまま脱走した直後に、兵士約3500人を動員して兵長を追跡した。兵長は事件発生から18時間後の22日午後2時17分ごろ、事件現場から約10キロ離れた江原道高城郡縣内面明波里付近の山で目撃されたため、軍は山の周辺に兵士を集中的に投入、包囲網を敷いた

 しかし、この作戦に投入された兵士の中には「関心兵士」も含まれていたことが分かった。さらに、このうち一部はK-2小銃などの個人火器が支給されただけで、実弾は支給されていないことが分かった。

 銃で同僚兵士を殺傷した脱走兵を追うのに「関心兵士」を投入し、しかも空の銃を与えたというのだ。この「関心兵士」たちが実際に兵長に遭遇し、交戦する事態になっていたら大惨事になる恐れがあったことになる。

 事実、22日午後2時23分ごろ、ある中尉が明波里付近で兵長を発見した際、一緒にいた兵士を全員避難させていたことが分かった。このうちの一人は「関心兵士」で、実弾を持っていなかったという。その後、中尉は一人で兵長を追跡して腕を貫通する傷を負い、一人で避難したとのことだ。(略)


(CBSノーカットニュース 韓国語 2014/05/25)

(略)イム兵長検挙作戦当時に投入された兵士の中にはA級関心兵士30人余りも含まれており、これらには実弾を支給していなかったことが確認された。

軍関係者は「兵士不足が懸念されたのでA級関心兵士も一緒に投入した」としながら「A級関心兵士には実弾を与えずに幹部が持ち、交戦が予想されればその時に実弾を支給するようにした」と釈明した。(略)


 <韓国兵銃乱射>管理対象兵士のGOP投入は納得できない
(中央日報 2014/06/23)

(略)軍はA、B、Cの3つの等級に分け関心兵士制度を運用している。

A等級は自殺の恐れがある者や事故誘発のリスクが高い者で特別管理対象者に当たる。

B等級は自殺を考えたり、いじめを受ける懸念のある者、事故誘発のリスクがある者などで、重点管理対象に分類される。

入隊100日未満の者はC等級に分類して管理している。

2012年12月に入隊したイム兵長は昨年1月末に22師団に配置された。その後4月初めの性格検査でA等級の判定を受けた。国防部によると部隊では口数が少なく内省的なイム兵長のために副分隊長を任せ、少しずつ周辺の同僚との関係は改善されたという。昨年11月に実施された定期性格検査の時にはB等級に下方調整された、その後12月から小隊長の観察下でGOP勤務に投入された。(略)


こんな扱いでは何時また同じようなことが起きても不思議じゃないですね。


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