(中央日報 2014/06/09)

 国際司法裁判所(ICJ)に、韓国を象徴する想像上の動物「ヘチ(ヘテ)」像が置かれる。

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 外交部関係者は8日「1月からICJ芸術品寄贈事業を公募して、先週、ヘチ像を寄贈対象品として最終選定した」と明らかにした。該当作品はチェ・ジノ作家の「笑うヘチ-文化の花」だ。サイズは正面幅100センチ、側面幅50センチ、高さ180センチ程度だ。ヘチ像が置かれる場所は、オランダのハーグにあるICJの「平和宮」1階ロビーの入口

  この事業は昨年、李秉錫(イ・ビョンソク)国会副議長がハーグのICJを訪問した際、平和宮に韓国の芸術品がないことに衝撃を受けて推進し始めた。

  「国際法の殿堂」に通じる平和宮は、カーネギー財団が寄贈した建物だ。フランス、ロシア、日本、中国など世界各国の芸術品が置かれている

特に独島(ドクト、日本名・竹島)の領有権を主張してICJ提訴を推進している日本は、6枚の大型タペストリー(西陣織)を平和宮に寄贈した。この作品が設置された2階の部屋は「日本の部屋(Japanese Room)」と呼ばれる。平和宮に特定国家の名前を取った部屋は「日本の部屋」が唯一だ

  これに伴い、韓国政府は韓国の芸術品を寄贈するためカーネギー財団と協議を進めた結果、最も往来が多い1階ロビーの入口に韓国芸術品を展示することにした。

  ヘチは、正しいか正しくないかを判断する能力を持つ想像上の動物で、国際正義を守るICJの役割と符合するという点で高い評価を受けたという。外交部関係者は「歴史的に朝鮮時代の司憲府、大司憲の官員の服にもヘチを刺繍してきた」として「私たちの文化を紹介してICJと正義についての共感を形成するという象徴的意味がある」と話した。

  寄贈作は「平和と和合(Peace and Harmony)」というテーマで公募して、民官審査委員会の審査を経て選定した。「笑うヘチ」は今年中に平和宮に設置される予定だ。


Japanese Room(平和宮「日本の部屋」)。トルコの絨毯が敷かれ、中国の花瓶もあり、タイやブラジルからの寄贈品もあるようです。

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(国際新聞 韓国語 2014/06/10)

昔から伝わる想像の中の動物たちは多いが、石像として現実化されて私たちのそばをいつも守っているのはヘチ(別名ヘテ)が一番ではないかと思う。霊物とされるこの動物を彫刻したヘチ像は、ソウルの光化門の前、国会議事堂正門、大検察庁舎前、世宗政府庁舎前など法と国政を扱う主要な国家機関にどんと立っているからだ。善悪を厳正に問い詰める法の精神の実現を象徴的に表現できるものとしてヘチ像がぴったり適当であるためだ。

羊の外観をして頭に一つの角と首に鈴がついたヘチはこのように是々非々という言葉と離そうとしても離すことはできない動物だ。中国の古代神話集であり、指導書である山海経には〈舜王は罪人を治める時ヘチに判断を任せて罪があれば角で突き罪がなければじっとしていた〉と記されている。不正をひと目で看破する不思議な能力を持った動物だったわけだ。秦国時代の御史官をヘチ官とも呼ばれ、唐時代から清国時代まで法を扱う役人たちの官服にヘチ模様を入れることさえした。これは破邪顕正を実現する気風を振興させようとする措置であった。

我が国もこのような習俗が伝わってくる。新羅時代に『ヘチ符』という官職があったし、朝鮮時代の経国大典に〈調伏四梁官衣服にヘチを付ける〉と規定されているほどだ。特に司憲府の首長である大司憲はヘチ模様を刺繍した官服を着なければならなかった。また、大臣たちが朝廷に入る時、光化門を通りながらヘチ像の尻尾を撫でる儀式である真味があったという。朝廷の臣僚が大田がある景福宮まで行きながら体と心を敬虔に整える意識の出発点だったわけだ。

オランダ,ハーグ国際司法裁判所(ICJ)に私たちのヘチ像が置かれる。ICJ芸術品寄贈事業の公募で我が政府が提案した『笑顔のヘチ像』作品が最終的に選ばれたという便りだ。正面幅100㎝、側面幅50㎝、高さ180㎝の大きさのこのヘチ像は、裁判所1階ロビー入口に位置することになる予定だ。

ICJは日々その重要性が大きくなっている国際司法機関だ。

日本の安倍政権が推進する独島問題紛争化も、もし扱うならばここで行われることになる。

日本の右傾化が露骨になっている時点で意味ある芸術品がICJに入ることになるのだ。国際社会に日本の過去の歴史妄言および強弁を考えさせるもので、これよりもっと良いものはない気がする
。『ハーグ密使事件』があった悲運の歴史現場に私たちのヘチ像が入るとは万感が交差する。(機械翻訳 若干修正)


これ↓の続報ですね。

2013年08月12日